【レビュー】電子ピアノRoland fp-30買ったので自慢してみる

Roland fp-30を買って一週間経ちました、わーい!買う前は一カ月ほどリサーチして、お店にも何度も邪魔して弾かせてもらったりしたんですが、いざ買うときは驚くほど迷いがなく買ってしまいました。当日買った直後にすぐ家に(私ごと)送ってくれた楽器屋さんのサービスの良さには、本当に感謝しています。色は優雅な白を選びました!結論から言うと、買って大正解でした。「いいでしょー」的に自慢してみます。

  ざっくり

  • 基本スペックのおさらい
  • タッチ&レスポンスはやはり最強
  • スピーカーは普通
  • 関連製品を選ぶ時の注意点
  • 操作性について
  • 機能について
  • (2019年4月13日追加)Midiを録音してみた
  • まとめ

  基本スペックのおさらい

  • 値段:約72,000円
  • タッチ:PHA-4 Standard(with escapement)
  • センサー数:2
  • 最大同時発音数:128
  • 重さ:14.1kg
  • リリース年:2016
  • 端子:USB(パソコンと繋ぐ用)、USB(フラッシュディスク読み込み用)、ヘッドホン(携帯とかに挿す小さいの)、ヘッドホン(オーディオIFとかに挿す大きいの)
  • ハーフペダリング:128段階(DP-10ペダルを使った場合)
  • レゾナンス:かなり自然だと思う

  タッチ&レスポンスはやはり最強

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たまらぬ!たまらぬぞ!もっと触りたい!

一度触ったら手を離せません。病みつきになるほどの気持ちよさです。超絶技巧のクラシックなどを弾くのではなければ、ほとんど満足できるのではないでしょうか?まず鍵盤の表面ですが、アイボリー塗装が施されています。手形や指の跡が鍵盤につきにくく、手汗とかも気にせずに弾けます。(弾く前に手を洗いますが…)鍵盤を押したとき、ゆっくり押してもある程度の重さを感じることができ、一番下まで押すまでの抵抗(?)が一定ではなく、アコースティックピアノにとても似ています。ここら辺の感触はお店に行って実際に試してみましょう。さて、一番特筆するべきところはレスポンスです。ダイナミクスレンジが大きく、とにかく小さい音から大きい音まで出せる!楽しい!Roland fp-30はサンプリングとモデリングを両方使って音を出してるそうで、ピアノ弦の音、打鍵音からレゾナンスまでとてもリアルに再現されていて、まるでほんとのピアノを弾いてるようです。昔家にアップライトピアノを置いていたのですが、それと変わらないほど弾いて楽しいです。

(2019年4月14日 追記)最近ひとつだけ弱いなーと思ったのは、同音連打性能です。鍵盤の内部構造がどうなっているかはわかりませんが、アコースティックピアノみたいに高速で同じ音をたたいたりするのは少しだけ難しいです(気持ち程度)。ポップスではあまり使わないテクニックなのであまり気にしてないですが、こればかりはしょうがないですね。

  スピーカーは普通

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スピーカは下にあるから響かない

タッチ関係はべた褒めのroland fp-30でしたが、正直スピーカーからの出音はあまりよくありません。まずスピーカーは二つしかないので、六つや八つスピーカーがある高級機種と比べて臨場感がいまいちです。これはfp30特有の問題ではなく、コスト的にしょうがないので(10万円以下はほぼステレオスピーカー)、人前で演奏したい方や、スピーカーからの音を楽しみたい方は、少しお財布と相談して、もっといい機種を買いましょう。

もう一つの問題が、スピーカーが配置されている場所です。スピーカーが鍵盤の裏側(ピアノの下)に配置されてるので、机などの上に置いて弾いたりすると、スピーカが塞がれて音が周りに響きません。純正のスタンドはスピーカーの位置を考えて設計していると思いますが、私が買ったのは普通のスタンドですので、スピーカーの部分がちょうどスタンドに乗っかってしまいました。スピーカーの出力は11Wであまり大きくないので、部屋で音を出すのには十分ですが、ちょっとしたステージの上で弾いたりするのには不向きです。LINE OUTもないので、他のスピーカーに繋げるのも難しいです。(ヘッドホン端子に繋ぐという裏技はありますが)。

スピーカーの効果があまりにも普通なので、ぱっと弾いたとき音が地味に感じますが、ヘッドホンを付けて弾けば世界が変わります。お気に入りのAKGのK240 MKIIを使っているのですが、空間表現がとても繊細で、音が強いです。Roland fp-30にはスタンダード、ミニジャックがそれぞれ付いているので、わざわざ変換アダプタを買わずに済むのもグッド!二人で同時にヘッドホンで聞きながら練習できるのもプラスだと思う。

まとめると、アパート住みでヘッドホンをつけて個人練習する人には全力でお勧めできます。

  関連製品を選ぶときの注意点

Roland fp-30はでデジタルピアノ本体に付いてくるのは、ON/OFFスイッチ式のペダルが一つ、電源アダプタが一つ、楽譜立て一つ。以上です。ほかの関連製品としては

  • 普通のピアノスタンド・KSC-70専用スタンド
  • DP-10サステインペダル(128段階)・KDP-70専用ペダル
  • ピアノ椅子
  • ヘッドホン、USBメモリー、バッグ

などといろいろあるのですが、私は以下の三点を買いました。ハーフペダリングは欲しかったので、DP-10だけは買っちゃいました!

  • DP-10サステインペダル
  • ピアノスタンド(他社)
  • ピアノベンチ(他社)

まず気にかけて欲しいのはペダルです。本体に付属してくるペダルは「ON」あるいは「OFF」二通りしかないスイッチ式ペダルです。これだと使えないことはないのですが、演奏用としては少し不十分かな…?と思います。特にたくさんの音を弾いてるとき、ペダルが「ON」になると、すべての音がダルマ状態になり濁って聴こえます。かとして「OFF」状態ではサステインが掛からず、音が伸びませんません。音以外の面でも、付属のペダルの形はアコースティックピアノのような形ではなく、ギターのエフェクタのようなペダルで、わたしの好みではありません。

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DP-10サステインペダル 舌がべローンと伸びてるのが好き

さて、このDP-10というペダルですが、大正解の買い物でした。まず、このペダルの下に、舌みたいに出せる設計があり、地面との接触面が大きく全然滑りません。私の場合靴下をはいて、足を「舌」の上において弾けるのでとても快適です。デジタルピアノ自体がハーフペダリングに対応しているので、Alicia’s Keysなどハーフペダリングに対応している音源を弾くときにも使えるのがうれしいですね。

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Alicia’s Keys の設定画面で、Half Pedalingの項目がありますね

ピアノスタンドですが、私はそもそも移動性を重視して選んだので、専用スタンドのKSP-70ではなく、移動性を重視した別メーカーのスタンドを選びました。X型スタンドも考えたのですが、それらのスタンドはどちらかというとステー演奏を想定したもので、家で弾くには膝を置く場所がないのでやめました。こちらに「音の園」様の素晴らしい記事があるので、よかったら読んでみるのをお勧めする。

【最新】オススメの『キーボードスタンド』を用途別に徹底紹介。あなたにピッタリなスタンドはどれ??

家に帰ってから気づいたんですが、専用スタンドと比べて二つよくないところがあります。

  • 専用スタンドはスピーカーの場所を開けてるのに対して、一般スタンドはスピーカーを直接スタンドの上に載せてる
  • 専用スタンドは、ピアノ本体の下のゴムパッドにちゃんとフィットするのに対して、一般スタンドはそもそも本体のゴムパッドのフィットしない

ヘッドホンを付けて使っているので上の項目は気になりませんが、下のはかなり痛いです。大きい力で弾くとピアノがスタンドの上で(とても微妙にですが)少し揺れます。もし皆さんが別売りスタンドを買うことを検討していましたら、必ず一度試してみてください。

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専用スタンドKSP-70。二つのバリエーションから選べるようです

ピアノ椅子は大変満足していますし、特に書きたいこともありません。何段階に高さを変えられます。ピアノ椅子を買う前は部屋にこういうベンチ(?)的な椅子がなかったので、とっても便利です。ご飯を食べるときに座ってもいいし、お客さんが来た時にも座ってもらえますし、ギター弾くときにも座れるという。この椅子はとっても強い…!

On Stage KT7800 Plus Padded Keyboard Bench

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かなりお気に入りのピアノ椅子

  操作性について

  • コントローラーがすべてプラスチックボタン
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物理コントローラーがボタンのみ

上の画像通り、スイッチ、ボリューム、音色選び、メトロノーム、録音などがすべてプラスチックのボタンです。個人的には、スイッチは押す頻度が高いので違う設計にしてほしかったです。そしてなぜボリュームをフェーダー式にしなかったのが謎です。(スマホのAppなどでコントロールできます。後述)

  • 音色選びが直観的ではない

上の画像の通り、基本音色は「ピアノ」、「エレピ」と「他」の三括りに分けられているので、選択するときは、「カテゴリのボタン」+「ピアノの鍵盤」で音色を切り替えます。どの音色がどの鍵盤にマッピングされているかは、説明書やAppにしか載ってません。したがって、「ストリングスに切り替えて」とか、「Rhodesの音にして」と言われても、すぐに切り替えることができず、一つづつ試すしかありません。(マッピングを覚えてるなら別ですが)

  • 平べったくないのでスマホとかが置けない

これは個人の好みの問題ですが、FP-30の上はちょっとしたカーブがかかっていて、平べったくありません。私はピアノの上にスマホやノートパソコンを置いて耳コピしたり、作業したかったんですが、この設計のせいで別の机を用意しました。ローランドさんのデザインのこだわりなのでしょうか…まあ、説明書には「ピアノの上に物を置いたりするな、座ったりするな」と書いてあるので、それを踏まえたデザインなのかもしれません。

  • 鍵盤の根元の部分に機能がプリントされているのが好印象

メトロノームの設定、リバーブの設定、音の硬さの設定などは楽。これらの設定は音色と同じく、「物理ボタン」+「ピアノの鍵盤」を押すことで設定できるんですが、ピアノの鍵盤の根本の部分に(鍵盤の上ではなく、本体よりのほう)、数字などが丁寧にプリントされてるので、それを読んで入力することができます。例えば、BPMを120に設定したい場合、「FUNCTION」キーを押しながら、「1」、「2」、「0」、「ENTER」と入力してやるだけでOKです。かなり使いやすい。

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数字がプリントされてて、親切でうれしい

  機能について

  • Bluetoothで音色をエディットしたり、Midiを送ったりできる

スマホでAppを使えば、前述の音色選びの問題点が一気に解消できます。Roland fp-30は「piano partner 2」というAppをAndroidとApple向けに配布していて、Bluetoothだけでピアノと繋げることができます。App内で、リスト風に音色やリズムパターンを選択できます。パソコンと繋げてMidiコントローラとして使う場合も、USBケーブルの代わりにBluetoothを使えば、机周りもきれいになります。レイテンシーは気にならないほどですが、ケーブルよりは少し遅いかな…?

  • 音色のクオリティは高い

ピアノ音源は三種類内蔵しているが、それぞれの個性が目立っていて好印象。一つ目はちょっと深みがあるコンサートグランド。これが大好きでずっとこれで弾いてます。二つ目は、ローランドの昔の製品で言えば「Ballad Piano」。名前通りバラードを弾くときに最適な音で、一つ目よりも煌びやかで明るい音です。三つめは昔のローランドさんの「Bright Piano」の音で、二つ目をさらに明るくさせた、ピアノソロにしては少し不自然だが、ポップスやロックに混ぜるととても合う音色です。あまり使わないかも…?

ピアノ音源以外では、ストリングス、エレピ、シンセベル、シンセパッド、ジャズスキャット、ベース、ギター、アコーディオンなど、キーボード奏者として汎用性が高い音が備わってます。音の方向性としては、クオリティが高く、弾いててモチベーションが上がる音です。決してリアルとは言えませんが、弾いてて気持ちいPCM音源みたいな感じです。ソフト音源で例えたら、「Hypersonic 2」あたりでしょうか。

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使用可能の音源
  • Bluetoothがスマホの機種によってはいちいち不安定

うむ、iPad2をサポートしてないとは聞いてないぞ!肝心のAppですが、私のiPad2には対応しておりませんでした。どういうことだジョブス、聞いてないぞ。iPad2は仲間外れだというのかっ!しょうがないのでAndroidのGoogle Play Storeでダウンロードしたのですが、fp-30との接続がよく切れます。理由は不明。正直使い物にならないくらい切れます。もしかすると私のスマホとの相性が悪いかもしれません。そこらへんは検証中です。

  • レイヤー機能、スプリット機能、ドラム機能、レッスン機能がある。

デジタルピアノではほとんどある機能だと思います。レイヤー機能とスピリット機能はAppを使わないとかなり使いにくいと思います。レッスン機能は、ピアノのの鍵盤を二つに分けて、同じ高さの音が出るように音をマッピングする機能です。正直使いません。ドラムパターンは8ビート、16ビート、シャッフル、ジャズ4ビート、ラテン系などいろいろカバーされていて、アドリブの練習とかに使えます。かなり好印象です。ドラムの音量レベルが変えられないのが辛い。(変えられました)

  • ヘッドホンジャックが二つ

うむ、二人で一緒に練習できるときに使える定番機能じゃ。あの子と並んで弾いたりできるかも…?

  • Audio Inジャックがない

どういうことだ、Audio Inがなければスマホで曲を流しながら耳コピできないじゃないか!わざとなんだろ、絶対そうなんだろ?

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FP-30リアパネル 左からUSB(パソコン),USB(フラッシュディスク)、電源、ペダル、専用ペダル
  • USBのオーディオファイルは「.WAV」と「.mid」しかサポートしてない

せめて「.mp3」はサポートしてほしかった…でも内蔵のGeneral Midi音源の質はかなりよさげ。そこはさすがローランドというしかない。本音を言うと、ピアノ内蔵のGM音源も使えるようにして欲しかったが、それを言うのはさすがに欲が深すぎるか。

  Midiを録音してみた

スマホのマイクで録音してもノイズまみれで良さが伝わらないと思うので、代わりにMidiを録音して、パソコンに取り込み、専用音源で鳴らしております。ベロシティーはまったく弄ってないので、fp-30の鍵盤のダイナミクスレンジの広さと、繊細のタッチが伝わるといいです。

  まとめ

さて、記事を書いてる途中に主旨が変わっていてしまいましたね…自慢していないどころか、ダメなところをすらすらと並べるだけの記事になってしまったという…誤解してほしくないんですが、私はこのピアノに大変満足しています。点数で言うと95/100くらい。総合的に言うと、「持ち運びを重視している」+「タッチ&レスポンスが一番重要」を基準にした中で、最強の機種です。特にこのタッチはこの価額台で右に出るものはないと思うので、気になる人は一度弾いてみるのをお勧めします。同価額台でのデジタルピアノを比べたる記事も書いたので、そちらもぜひ。ではでは。

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